アスベスト調査の際のサンプル採取とは

アスベストが含有されているかの調査をする際には、建材の一部を削り、それらを郵送することによって業者で有無を調べてもらうという形になっています。これらのサンプルを採取すると一言で言っても、よくわからないと感じる方がきっと多いことでしょう。そのために業者の人間が直接現場に赴いて、それらの建材を採取するというサービスも行われています。でも、出張してもらう形になると当然費用もかかるため、郵送だけで話を済ませられるのならば、ちゃんと理解して実行できるようにしておきたいものです。

では、アスベストの有無を調査するための建材採取とはどのような手順で行われるでしょうか。これはまず、調べようと思う建材に霧吹きをかけ、湿潤化させておきます。その上で試料カッターを使い、建材の中で代表となる一部を削り取ります。削り取る場所は一箇所ではなく、三箇所必要となります。

こうして削り取られた建材はチャック付きのビニール袋に入れて保管され、削り取った建材は鶏の卵一個分くらいの大きさとなれば十分です。そして、アスベストの有無は建材によっても時期で違いが出るため、設計史料をもとにして調べる場所を見定める必要が出てきます。そうして必要な箇所から建材を削り取った後は、識別するために建材の名前や建物の建てられた年、採取した日や採取者の氏名などを記録していきます。そうしてサンプルを回収した後は、それらを郵送して業者に含有の有無を調査してもらう形になり、一週間程度で結果が出るようになっています。

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